- 2020年7月31日金曜日
- Postedコーヒーにまつわるあれこれ
ドリップとお湯の関係 ※検証まとめました。
もしかして、お客様は「酸味も苦みも好きじゃない」と思っておられませんか?そして、沸騰したお湯からすぐにドリップポットにお湯を入れてドリップをしていませんか?それはもしかしてもしかするとお客様のコーヒーは、あることを変えるだけで劇的に美味しくなるかもしれません。
検証▶各焙煎度ごとに、適切な温度を探せ。
同じ産地、同じ銘柄の豆を焙煎度別で、65℃/75℃/80℃/85℃/90℃/95℃計6種類の温度でドリップし、ドリップの湯温で変わる味の変化を調べる。
基本設定▶粉の粗さ、粉の量(30g)、抽出量、抽出器具、抽出スピードは統一する。
インドネシアマンデリン浅ヤキと中深ヤキ(カフェゲバ)
湯温65℃の場合
65℃のお湯の作り方。まずは上記の様にしっかり沸騰させることが大事です。真冬も真夏も人間が温度計なしで簡単に目でわかるお湯の状態は沸騰!そのスタートラインはいかなる時でも変わらない。と言うスタートラインがあると、悩まなくて済みます。
湯温65℃の場合
65℃のお湯の作り方。まずは上記の様にしっかり沸騰させることが大事です。真冬も真夏も人間が温度計なしで簡単に目でわかるお湯の状態は沸騰!そのスタートラインはいかなる時でも変わらない。と言うスタートラインがあると、悩まなくて済みます。
そして、お湯を沸かすことで殺菌し、いやなカルキの味も飛ばすということも大切なことです。
実際にドリップに使う道具で冷ましていきます。サーバーとポットを使います。
<1>しっかりヤカンで湯を沸かす(100℃)
➡<2>サーバーへ移す(89.8℃=-10.2℃)
➡<3>ポットへ移す(83℃=-6.7℃)
➡<4>サーバーへ移す(79℃=-4℃)
➡<5>ポットへ移す(75℃=-4℃)
➡<6>サーバーへ移す(71℃=-4℃)
➡<7>ポットへ移す(67℃=-4℃)
だいぶ65℃に近づきました。ポットの蓋を開けたまま2分ほどおくと65℃になりました。
実際にドリップに使う道具で冷ましていきます。サーバーとポットを使います。
<1>しっかりヤカンで湯を沸かす(100℃)
➡<2>サーバーへ移す(89.8℃=-10.2℃)
➡<3>ポットへ移す(83℃=-6.7℃)
➡<4>サーバーへ移す(79℃=-4℃)
➡<5>ポットへ移す(75℃=-4℃)
➡<6>サーバーへ移す(71℃=-4℃)
➡<7>ポットへ移す(67℃=-4℃)
だいぶ65℃に近づきました。ポットの蓋を開けたまま2分ほどおくと65℃になりました。
※サーバーとポットは使うごとに流水でしっかり冷やしています。
➡ここで分かる事は、だんだんお湯の下がり率は低くなるという事。
ドリップしてみる▶湯温が低いと全然膨らみませんね。揮発性のガスが出ないのです。
ドリップの際、粉が膨らむことは、美味しさの目安ではありません。そのことについては、また次回!
検証結果▶浅ヤキーきれいな酸味がしっかり。シルバースキンの渋味無し。ソフト。中深ヤキー甘味、コク、少ない。苦味はあり。マンデリンの個性はある。
驚く程、浅ヤキの酸味がきれいでした。マイルド。これは「スッパイコーヒー」ではない!意外と美味しいな。。。しかし、マンデリンらしい個性は少ない。逆に中深はマンデリンの味がよく出ていました。でも、カラメルの甘味やコクはなく、中深程度の苦味は有りましたが、甘味とコクがなかったのも最高に個性のあるマンデリンにもかかわらず残念。
驚く程、浅ヤキの酸味がきれいでした。マイルド。これは「スッパイコーヒー」ではない!意外と美味しいな。。。しかし、マンデリンらしい個性は少ない。逆に中深はマンデリンの味がよく出ていました。でも、カラメルの甘味やコクはなく、中深程度の苦味は有りましたが、甘味とコクがなかったのも最高に個性のあるマンデリンにもかかわらず残念。
全体的に優しい味わいでありながら没個性なコーヒーです。コーヒーが嫌いな人は喜びそうですが、コーヒーが大好きな人にはボンヤリとして飲んだ気がしないものになりました。