
- December 18, 2020
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FACTORY KAFE工船
Café gewa
キムホノの器をWEBショップにて販売します。
「なんでかわかんないんスけど、、、コレめっちゃヤバいですよね。」と、スケボーに乗るのが大好きな彼は言った。まるで最高のトリックを決められた時みたいなに興奮して、陶芸なんて全く知らない彼が持っているのは、粉引の井戸茶碗である。「ヤングのハートを撃ち抜くワビサビ。略してヤンワビ。」とオオヤは言った。みんな何か良い逸品を持ちたいと思っていると思いますが、よい逸品ってなんでしょう?博物館や骨董屋さんに行けば、所謂「名品」を見ることは出来る。井戸茶碗とは、李朝時代前期に製作された高麗茶碗である。製作地は慶尚南道。うんぬんかんぬん。。。たとえ、こういう知識を手に入れたところで、名品は私たちには手に取ることも許されない。果たしてそうだろうか?かつて、日本の茶人が雑器から名品を拾い上げたように、私たちも「私だけの逸品」を見出すことが出来るのではないだろうか?世界中の人が、失敗だって笑っても、あなたは確固とした自信をもってこれぞ名品だと言い切れるだろう。キムさんがどんな作家さんで、なんてどうでもいい。(もちろんとても愉快な人なんだけど。)圧倒的前衛の陶芸家が作っているのに、どんなジャンルの人も、必ず自分だけが震える器を見つけられる。それがキムホノの作品の実に不思議で、面白いところなのだ。価値は、自分で決められる。ゴタクはその後でも遅くない。何一つ一貫したスタイルを持たない作家の、唯一一貫しているスタイルとは、「二度と同じものを作らない」と心に決めていることである。全て、一点もの。同じシリーズであっても。どれも違う。それは毎回跳躍するということだ。一回一回を毎回チャレンジし続ける作品は、ある人には失敗作、ある人には名品となりうる。ある苦学生は、これを買ったら生活費が無くなる。って言っていた。でも、あなたの選んだ、まるで遠山椀みたいな茶碗に、明日からチキンラーメンを入れて食べるって、最高の詩人との生活ではないだろうか?一か月の生活費のすべてを投げうつ価値がその茶碗はあなたにとってあるのだから。言うまでもなく、豊かさとはたくさん食べることではないのだから。ジェットコースターのようなトライ&エラーから、こぼれ落ちる数々の逸品から私だけの価値を見つけてください。もうたくさん売れてしまったけれど、ほんの少し、WEBショップで販売いたします。詳細は、メールなどでお問い合わせください。https://ooyacoffee.stores.jp/