オオヤコーヒ焙煎所 / KAFE工船 / カフェゲバ / 白浜STAND! | 京都 / 倉敷 / 白浜 自家焙煎コーヒー専門店

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  • 円盤のレコード寄席 VOL.2
  • 2025年5月1日木曜日
  • PostedKAFE KOSENFACTORY KAFE工船

円盤のレコード寄席 VOL.2

2025年4月より12回を予定している「レコード寄席」1回目 ”アナログ最後の日”盛況の内、終了しました。この会の最大の魅力である”レコードの話がその時代、そのモノの構成要素を聞く事になる”を充分に共有した会となりました。ただ”レコード”という強烈な言葉のイメージがこの会への興味を限定しているのは確かであり、レコードより生活や社会が身の回りの些細な出来事で構成されている事に興味を持つ人へ広くインホメーションできる事を課題に次回6月11日第二回”ビートルズショック”へと繋げたいと考えます。皆様お誘い合わせの上お越しください。
オオヤミノル


もし、「レコード=音楽」と思いつくあなた!それは誤解です。
レコードと言われる物質が存在する理由、その製造から聞く人の心理や、世界のパワーバランスからお茶の間の興味等までをレコードと捉えると、アーティストのメッセージや田口さんの言いたいことを通り越した客観的真実が聞こえ、見えます。
社会を構成する、ほぼ全てのモノやコトの極地  “レコード”の存在は、笑い、恐怖、好奇心を構造として、あなたの思い当たるフシを刺激することでしょう。
“寄席”と銘打ってますが、芸にしては客観的で、学問としては冗談が過ぎる。
リベラルアーツとはこの「レコード寄席」の事。
言い過ぎると、表現の向かうべき所、思考の正しい崩壊方法、極限の暇つぶし、有意味と無意味の分水嶺。と言った感じの知識のシャワーを浴びて、大いなる暇つぶしはどうでしょう?

 

 

●レコード寄席とは?● 田口史人さんより

日本のレコード文化はかなり特殊だと思います。
レコードが音楽を楽しむためのメディアだと考えたら、こんな無駄なことを徹底してやっている国は他にありません。
ペラペラのソノシート、チラシのようなフォノカード、豪勢にすぎるピクチャーレコードなど、音の記録という意味ではあまり効果的ではない多様な形態を開発し、たったの2曲しか入らないシングル盤を無数に作り、しかもそれにいちいちジャケットを添付しているというのも日本独特の現象です。
レコードの制作費用も、その時代の生活水準に照らし合わせたら、現在のCDと比較してみれば、とんでもない高価なものであったはずです。にも関わらず、レコードは選ばれた人間やお金持ちだけが作っていたわけではなく、あまたの生活者が無数に制作し、家庭内に普通に存在していたのです。これはいったいどういうことなのでしょうか。正直なところ、これが僕にも未だに大きな謎なのです。
確かなのは、レコードは記録メディアとして、つまり実用品として使用されていたのではなく、レコードという存在自体が国民に愛されていた、ということです。音楽を聞く目的以外に作られた無数のレコードや、大量のポータブル・レコード・プレイヤー、さらにはジャケットに刻まれた思いや、果ては所有者がレコードに残した痕跡など、たくさんのレコードに触れていて確かに感じられるのは、レコードという「物」に対する当時の人々の親しみです。レコードへの愛情だとか大袈裟な言い方をすると見失ってしまいそうなくらい自然な、まるで家族のように、そこにあって当然の親しみの情です。
デジタル・データの時代になった現在失われてしまったのは、正にこの自然な「物」に対する親しみと、安く、便利になったことで完全に失われてしまった、「物にありったけの自分の気持ちを込める」という姿勢です。レコードは、それがどんな形をしていようとも、簡単に作ることなどできはしない、プロフェッショナルの技術も必ずやどこかに生きていて、素人だろうと、プロの音楽家だろうと、本気の気持ちを込めて作っているからこそ受け止めて楽しめる、心をわくわくさせてくれる「物」たちなのです。
レコードは触れます、見れます、聞けます、匂います、そうして体感すれば映画なみのストーリーすら見えてきます。生き生きした生活者と、そこに関わった町の人々の姿すら見えてきます。レコード寄席ではそんなレコードの世界の実態を少しずつ覗いていこうと思っています。

円盤のレコード寄席VOL.2 〜擬似体験ビートルズショック〜

6月11日(水) 19:00〜(開場18:30) at FACTORY KAFE工船

参加費 ¥2,000 (+1ドリンクオーダー)



第二回目の題目は ”擬似体験ビートルズショック"

 




ビートルズの登場がどれだけ衝撃的だったのかを、理屈ではなく身体で実感できる希有なプログラムです。
1955年の全米1位、ビル・ヘイリーの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」から始まって、ナンバー1シングルを順番にワンコーラスづつ繋いでいきます。身体に時代の空気がだんだん染み付きながら時代が近付いていき、2時間半後くらいにビートルズが登場するときの「はっ」とするこの感じ。それを体験するためだけの長い長い前ふり。その長い長い前ふりを体験するからこそ判るビートルズ。レコード寄席ビートルズ三部作のその1。



PROFILE 田口史人(たぐち  ふみひと)
1967年神奈川県横浜市生まれ。滋賀県彦根市在住。
レコード店円盤店主。(山の湯アドレスリンク)
[お仕事]
音楽レーベル「円盤」
CD、レコードを350タイトルほど制作。
出版の「リクロ舎」
書籍30冊ほどを企画出版。
[執筆業]
1990年頃より音楽ライターとしてのキャリアスタート。
[その他]
各レコード会社での旧音源復刻、200タイトル。
レコード寄席にて全国を回っている。
[受賞]
田口 史人のレコード寄席〜「昭和の校長先生」編(長野SBC制作) 2022年度民放連賞ラジオ教養部門最優秀賞、ギャラクシー賞選奨を受賞。
著作 多数 田口史人の本で検索の通り。

 

ご予約定員25名です。
定員に達し次第ご予約受付終了とさせていただきます、ご了承ください。


ご予約はこちらのフォームから↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScstsL8VqjGieWndl03Kq97fV_OR7lXXupzuO3ONhtZeJ6tDw/viewform?usp=header

OOYACOFFEE BAISENJO, オオヤコーヒ, オオヤミノル, レコード寄席, 円盤, 山の湯, 田口史人

KAFE KOSEN

  • FACTORY KAFE工船
  • OPEN 12時~21時まで
  • 定休日 火曜日
  • 〒602-0841
    京都府京都市上京区河原町通今出川下ル梶井町448 清和テナントハウス2F G号室
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