
- 2026年1月7日水曜日
- Posted
オオヤコーヒ焙煎所
上京・京菓子マルシェに出店します!
みなさん、あけましておめでとうございます。
新年早々、って言っても2月21日㈯11時00分~16時00分まで上京・京菓子マルシェhttps://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000348576.htmlに参加致します。
和菓子にコーヒーってあんまり用がない。
なぜならここは京都、古くから最高のお菓子に最高のお茶がスグに見つかるものです。和菓子にコーヒーって別に良いけど、そんなに無理しなくてもいいんじゃない?とコーヒー担当としては思う。ジャズを尺八で吹くようなそんな事はしたくない。でも、呼ばれなくても勝手に京都のお菓子を応援したい。だって京都のお菓子が大好きなんだから。でも、このままなんとなく時代の流れになんとなく消えてほしくない京菓子を、愛や誇りをもって(本会のスローガン)太鼓を叩きたい。と、頼まれてもいないのに勝手にお菓子に合うコーヒーを考えて、挑みます。
和菓子の美味しさって何だろう?日本の古い食べ物は、いつでもコレと言い表せない美味しさがある。日本酒も日本茶も和菓子も「苺の味がするねー。」なんてことは絶対に無い。昨今は、そんな食べ物ばっかりが幅を利かせているけれど、美味しいと思った時に、朧月が浮かんだり、夏の河原や、散っていく桜が浮かぶっていうのは世界を見渡しても日本らしい美味しさなのかもしれない。
つまるところ、日本の古くからある食べ物には和歌の心があるんじゃないか?といきなりですみませんが、私は思うんですよ。
和歌。いにしえの京都に住みながらも全くわからなかった和歌の世界。私も40年以上生きてみて最近、和歌が胸に沁みるようになってきた。
「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」西行
これ、西行法師の句ですね。西行良い~。単に、満開の桜のころの2月の満月あたりに死ねたらいいのになー。っていう歌ですね、西行の歌は私にはわかりやすい。そのまんま。ただそれだけです。でも、2月の望月のころって言うのは2月15日で釈迦の入滅の頃なのもお坊さんらしいし、生命が生まれて死ぬことをこんなにも華々しく美しく思う春という季節が今となっては2月15日なんてちっとも桜なんて無いのに、胸が詰まるような気持になりませんか?ただそれだけなのに!不思議だ。
しかも、死ぬときを選べないのなんて百も承知だったであろう西行がそれでも願ってしまうというのが、人間。って感じで泣けます。
これが和菓子の味と一緒。ますますコーヒーのやること無いとしか思えん。
新古今和歌集のほうがずっと役に立つ。ゆうに千年も前の人のこころが解るなんて驚きである。でもそれは曲りなりにも桜の頃というものを知っているからです。桜の頃の物悲しくも美しい風景を知っている。それだけが私と千年前の人とを結びつけるのだ。和菓子も和歌とおんなじですよね。菊だアジサイだって言ってもほんとに原材料が菊だったりアジサイだったりしませんよね。でも菊のお菓子を食べたら、菊と菊のある景色そして季節を思わずにはいられない。食べた人の胸の中は菊が浮かび上がる。それ以上でもそれ以下でもない、ただそれだけ。にも関わらず、胸を打たれる。政治だのなんだのそういうことは全部放り出した平安時代の貴族文化の凄さ。絶対に滅亡するでしょ。と思うものの、胸を打つことは間違いないと思うのだ。
ますます何のコーヒーにしたらいいか解らないものの、参加される名店をご紹介いたします。
老松、京せんべい 雅苑、京菓子司 金谷正廣、嘉楽本舗、京西陣菓匠宗禅、澤井醤油 KEYSTONE、御菓子司 塩芳軒、御菓子司 聚洸、千本玉壽軒、京菓子司 俵屋吉富、長五郎餅本舗、京菓匠 鶴屋吉信、出町ふたば、兎亀屋、とらや、鳴海餅本店、三木都、水田玉雲堂、京菓子司 亀廣脇、京の飴いしざき 御所乃石本舗、やなぎのにわ京菓子店、テノナル工藝百職、KAFE工船
ああ、こんな立派な名店にKAFE工船が並んでしまっているの嘘みたい。
そんなわけで、まだ何のコーヒーにするかは決まってませんが、是非おたのしみに。