瀬戸 更紗 副社長

暑中お見舞申し上げます。

いつもオオヤコーヒアソシエを応援してくださり、誠にありがとうございます。

今年も8月は契約販売のお休みをいただいて、焙煎機の掃除をすることができそうです。

しかし暑い日が続いていますね。心配になる暑さですが、今年の私は何かが違う。

そんな実感を持っています。毎年、この暑中お見舞いの提出も、会社の中で一番遅いのは相変わらずですが、暑さに対しての態度だけは大きく変わったように思います。

なんでかって言うと夏とは、暑いものなんですよね。環境問題の観点から言えば大問題ですが、それって夏は暑いものである。ということを受け入れられなかった末路なんじゃないかと思います。

私が子供の頃、大人はみんな言っていたことですが、今年に入ってから、所謂「あたりまえのこと」が胸に迫ってくるのは、自分がすっかり中年になったからなのかもしれません。

朝は早く起きたほうが良いし、暑いからって冷やし過ぎてはいけないし、掃除は汚れる前にするものだし、モノは大切にしたほうが良いし、お金はあるなしにかかわらず、出来るだけ使わないほうが良い。

そんな話が、若いころは大嫌いでした。そういう年寄りみたいな我慢の人生。何が面白いねん。と思っていました。でも、つくづく思うのですが、それは我慢なんかじゃなかった。大いなる愉しみだったのだ。ということです。

なんせ1980年のバブル前夜に、ウッカリ生を受けたものだから、ありったけの選択肢があることは素晴らしい事だ。と信じて疑わない世代だったと思います。選択肢が少ない=可哀想。ジャパンアズNo.1のファンファーレが鳴り響く中、先進国の名のもとに、それを成り立たせているものは何なのか?なんて考えることも無く、闇雲に選択肢を増やしてきたように思います。

今、振り返ってみると赤面ものでしかありませんが、そのやたら多い選択肢。というのは単に商品だった。

というのが私の実感です。選択肢という割に、お金で買う選択肢でしかない。商品はお金が無かったら買う事は出来ない。そりゃ秒で億稼がないと不安ですよね。

そんなバブルの申し子が何故、色んな意味で買える選択肢の少ない会社を選択したのかは、もはや意味不明なんですけど、とにかくこの仕事、そしてこの会社を選択した自分は、バカの割に嗅覚があった。と褒めたい。仕事とは整理整頓掃除保守管理事務のことである。と創業当時からオオヤに言われてきて20年も理解するのに時間がかかってしまいましたが。

さて中年になるということは、選択肢が減ることである。これは、多方面の界隈から批判があるかもしれませんが、とてもハッピーな事として言っているので受け付けません。選択肢が減っていくのは誰が何と言おうと幸福な事です。

ついこないだ愕然としたんですが、商品は膨張しているのに、この世界は殆ど有限なんですね。

河原の石ころも、その傍に生えている雑草も、満天なんて言ってる空の星も、数えるのがめんどくさいだけで、全部数えることができる。そして、それらはどれ一つとして同じものは無い。そんな当たり前にもほどがあることに、毎日驚いている今日この頃です。

仏教に今、被れているんですが、仏教は何でも捨てろ、手放せって言うんですね。

それなら老いるということは、自動的に手放していくことなんじゃないかと思います。

そうこうしている間に、いつか往生していく。そして参政党のいう大調和していくわけです(笑)

それは確かに祝福なんじゃないか?祝福はキリスト教ですけどね。

そんなわけで、いつまでもあるものでもないですし、この強烈な暑さを迎えいれてみるのもまた愉しみだとご提案します。もちろん夏バテにはくれぐれもお気を付けくださいね。

2025年8月5日 瀬戸更紗